申請していた罹災証明が届きました(3/12にオンラインで申請して、発行が3/21。出力されたものが25日に普通郵便で到着したので、到着まで約2週間かかりました)
地震の被害は以前にも投稿していますが、その後保険屋さんに勧められて色々調べていくと、目視できる部分だけでも外壁は1ヶ所、基礎には3ヶ所にクラックができていました
今回の地震は南北方向の揺れが大きかったので、クラックが入っていたのも建物の東西面側でした
目立つ外壁と基礎部は、今年リフォームを考えていたところなので、補強して直したいと思っています
内部の壁のひび割れは、しばらく放置かな…と思っています
ただ、また大きな揺れが来ると怖いな…と思うので、リフォーム時にできる範囲で補強して対策しようと考えています
耐振ダンパーまでは悩ましい…(お金もないし)
17年前の能登半島沖地震の後、2階の北西角につくった吹き抜け部に火打ち金物を追加しました。見てみたら、出隅になる部分のつけた金物が北側の壁にめりこんでました(驚
・・・本来なら構造材に取り付ける部材ですが、地震の後に壁下地の石膏ボードの上から取り付けたので、石膏ボードが痛んでます・・・イレギュラーな方法なので・・・でも、それだけしっかり力を受けてくれていたという事に少し感動☆
やはり建物は「ねじれ」るんだな、とここを見ても感じます
地震で色んなものが倒れ、壊れたりしましたが、地震による「建物の損傷」を考えた時、「構造耐力上主要な部分」に損傷があるかどうかを確認されます
木造住宅の場合、「基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組み、土台、筋かいや火打材などの斜材、床版、屋根版、梁やけたなどの横架材」という部分です。地震保険の場合は壁は「外壁等」と判断されます
この中で3%以上の損害を認められた時に、一部損壊とみなされます(酷くなっていくと、半壊、全壊、となります)
地震保険が使えるのは、この一部損壊以上。保険金額の5%が保険金となります
罹災証明も割れた外壁や基礎の画像を提出して、一部損壊と判断されました
保険調査では、外壁や基礎の目視調査(写真を撮られてました)、屋根瓦については遠くから瓦がずれてないかの確認と、長い延長棒にカメラをつけて近くから確認(カメラの画像をスマホで確認し、必要であれば写真も残せるシステム。今回のは高さ7m程まで確認できるそうで、3階建用の10mまで延長できるものもあるそうです)
昔にさかのぼりますが、この家に入居したのは平成19年2月。能登半島沖地震の約半月前…
この時は、石川県で大地震なんて来ないだろうから地震保険はかけない、という意見の方が多い時期でしたが、職業柄色々経験しておきたくて(当時は契約時や引渡時に立ち会う事が多かったから保険の知識として入れときたかった)地震保険に加入しました
要らなかったら解約すれば良いし、と思っていたところに大地震が起きて…その時は金沢はそんなに揺れなかったけど、内壁の木製の壁の一部がひび割れたりしましたが保険を使うほどの損傷はありませんでした
火災保険に入る時は、工事金額だったり取得金額で保険をかけられていると思いますが、地震保険は火災保険金額の半分までしか入れません
それは地震保険は国が絡んでいるからだそうで、地震で建物が全壊しても、取得金額の半分が地震保険金として出る事になります
そのまま17年近く地震保険をかけ続けていたところに(確定申告で控除にもなるので)今回の震度5強の地震…
本当にかけ続けていて良かったなと思っています
話を戻しますが。私は地震保険について、建物と、家財にも保険をかけていました
火災保険や地震保険を使う時が来たら、それこそパンツ1枚から、お箸から揃えないといけないと考えたからです
身の回り品を揃えるだけでもかなりの金額がかかると意識したのは、丁度出産で色々準備していたタイミングだったからということもありました(家を建てている最中に次男を産んでいます)
今回、室内の惨状は過去投稿を見ていただけたらと思いますが、家具家電、食器や置き物・花瓶などが割れ、あちこちに破片が飛び散ったおかげで、その付近にあった服や本なども捨てています
液晶テレビは大掃除できなかったおかげで前に積んであった本などがクッションとなり割れはしなかったけど、スピーカーの音が出なくなったり不具合はありました
(余震対策であちこちにテープで倒壊予防をしていた所は保険屋さんが全て写真に撮られていました)
今回保険調査員さんに何がダメになったか種類ごとに確認を受け、その時の画像を見せながら調査してもらったところ、30%以上の損害が出ているという結果になりました
ちなみに、食器は1個割れても100個割れても「食器が割れた」という診断で、同様に靴や靴下が1足ダメになっても100足ダメになっても「靴や靴下がダメになった」という考え方です
診断の中には、AV機器や、貴重品、CDやDVDのディスク、カメラという項目もありました
ただ、家電についてはレンジやオーブンなどの調理家電という考え方だそうで、我が家みたいにパン焼き器が壊れた、というのはカウントされないそうです
ここでも割合をレベル別に分類され、かけていた家財に対しての保険金が出る事になりました
今年は昨年末の入院生活のおかげで⁈物の処分ができていなかった事が幸いして、色々な物の破損を防げた事に不幸中の幸いだったと思います
何もない床にテレビ台からテレビが落下していたらどんな事になっていたか…
これで気持ちも一段落できたので、片付けても片付けても余震で物が落下するからと放置していた諸々を、春の訪れと共に片付けていこうと思いました
今回保険の調査をしてくださった方は広島から来てくださった調査員さんでした
石川県内の調査員さんだけでは回りきれないので、日本全国から調査員さんが来てくれているそうです
3月も末に近づき、だいぶ調査件数は落ち着いてきたそうでした。本当に全国の方々にご協力、ご支援いただき感謝です