狭小地での店舗併用住宅プラン①

間口4.7m、奥行15.5mの北道路敷地でのプランニングをしました。
いわゆる住宅密集地で、前面道路も狭い土地で4人家族+店舗やオフィスに使えるスペースを・・・とえぇ?そんなことする???的なプランを考えてみました。
まずは、敷地の形状を説明します。

敷地幅は約4.7m、奥行は約15mです。
近隣の建物も迫ってきている準防火地域の敷地・・・ハウスメーカーにいた時は、建て替えや相続でなければ「違う土地で建てる事を推奨しよう」というような物件です。
でも、周辺環境が良くて気持ち良い場所なんです。価格もお手頃なんです。という考えの元でGO

3階建にすると色々規制がうるさくなるので、木造2階建が理想的。

構造計算とか余計な費用もかかりませんし、消防検査がなくなる分申請も早く下りる。

ちなみに、木造3階建にすると、壁の面積に対しての窓の面積に制限が出るし、はめ殺し窓が中心になりがちだし、消防用の進入口として道路側に大きな窓と赤い▼シールの貼り付けなどの規制が出てきます。内装材も燃えにくいものを使ったり、見える場所に木材を使うのも規制が出てきます。
3階に寝室をとる事が多くなり、火災時を考えると理解してもらいやすいかと思います。

敷地が22坪で、法規制を考えると1フロアは大きくても13坪ほど。

店舗等の執務スペースを確保するためにはと考えたのがスキップフロアスタイルのお家でした。

1階を執務スペース、1.5階をダイニングキッチンと夫婦寝室、2階にリビング、2.5階にお風呂等の水廻りと子供室。リビングから上がれるバルコニーをつけて、そこが3階という考え方です。

まずは、執務スペースのインテリアパースから↓

狭小住宅のセオリーは「スペースの兼用」だと思っているので、玄関=執務スペース=1階廊下、と想定しています。
そして、階段下にトイレを設けてあります。執務スペースと住居スペース両方からの使用を考えての配置です。

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この記事を書いた人

シオムラアキ