平屋回帰が2023年の住まいのトレンドワード

最近、家は大きくなくても良いなと考えていたところ、朝のワイドショーで2023年の住まいのトレンドワードについての特集をやっていました。
その中で「平屋回帰」「コンパクト」「低コスト」などがトレンドになっていると解説されていました。
コロナ禍で住宅に求めるものが変わってきたかな?と感じましたが、落ち着いてみると、またさらに変わったなという感じがしています。

お客様とお話していても「平屋」というワードが増えたように思います。

昭和生まれの私としては、「平屋」と言われて、まず思いつくのは「サザエさんの家」(時代が進んだのび太の家は2階建)
生まれ育った地域では、トタンの屋根がよく見える、台風が来たら飛んでしまいそうな平屋の建物がたくさんありました。
そういわれてみると、最近は平屋の建物って見なくなったな~と感じています。

その「平屋」のワードをお話されるのは、20代~30代前半の施主様のイメージがあります。
こちらの世代が思い浮かぶ「平屋」のイメージが気になるところです。

これまで、平屋の建物が嫌煙されがちだったのは「工事費が高くなるから」という点だったかなと思っています。
単純に、基礎をつくる範囲も、屋根をかける範囲も2階建の家と比べると大きくなります
その変わり、階段はなくなります。
水廻りの数は一緒・・・トイレも2か所というご要望をされる方が多いように思います。
以前は平屋の家の場合は「平屋割り増し」なるオプション設定まであったように思います。
さらには狭い敷地では無理なので、広い敷地が必要・・・
「そこまでお金をかけてでも平屋が良いんですか?」という時代だったと思います。

それが、今では「平屋回帰」・・・積極的に平屋を選ぶ人が増えているというのも、時代の流れだな~と思います。

私的には、コンパクト平屋はとても良いと思います。
色々条件が許すのであれば、平屋が良いと思います(高低差を活かした平屋が希望)
これは、子供が大きくなってきたからそう思うのかもしれません。

長男が進学で家を出て、次男も2年後には進学を控え・・・。これがよくある家族構成だと思います。
我が家には小学生の娘がいるので、まだまだ子育て期ですが、先日ふと次男も家を出た時の事を考えました。
帰ってくる事もあるだろうし、部屋を無くすわけにはいかないけど、生活スペースとしては余ってくる部分もあるだろうな、と。子供たちの遊び場として作ったロフトは、「遊ばない」歳になってきてからは倉庫状態です。
ちゃんとした階段のかかってないフロアには、上がるのが億劫でなかなか行かなくなりました。
キッチンのスペースも、今は家族4人分の皿を並べているから広いキッチンが欲しいけど、もう少ししたらキッチンの掃除をするのが面倒臭くなるだろうな・・・とか、ズボラ主婦としては(笑、できるだけ掃除するスペースを減らしたい。
そう思うと、代用できる部分は他で補っていけば、家の大きさはコンパクトになるのではないだろうか?。。。と考えていました。

我が家は下に夫の工場を作ったので、延床面積としては45坪ほどあります。
ですが、うち22坪は夫の旧工場と私の事務所(2.5帖)、外部収納と称した夫の部品置場(3.0帖)があるので、実質は23坪ほどで暮らしています。(階段含む、ロフト含まず)
残念ながら物で溢れているので、23坪めいっぱいは使えていませんので、もっと小さくても良いのでは???という事が現時点での中間発表です。(子供たちには現時点でも家が狭いと言われてますけど気にしない)

建物を小さくすれば、建築費が抑えられるし、ランニングコストや税金も抑えられます。
家族の気配も感じられやすいと思いますし、掃除やメンテナンスも楽になりますよね(ルンバは1フロアしか使えない!)
屋根のかけ方を工夫すれば、ロフトや高天井なども作る事ができるし・・・!
ただ、あかり(外光)の取り方は難しくなりますね。
ここをクリアできれば、理想的なコンパクト平屋がベストだな!と思っています。

コンパクト平屋の間取り相談、楽しそうです!

この記事を書いた人

シオムラアキ